加齢と共に体力が落ちる
ゴルフを長く続けていると、あっという間に年をとってしまいます。ゴルフを始めたのが、年齢30代だったのに、気がつけば年齢は50歳、60歳に差し掛かってきているという人は、少なくありません。そのような人たちは長くゴルフを続けてきているし、ゴルフ上級者です。ただ、加齢と共に体力が落ちてきたので、昔のように飛ばなくなってきたと感じることが増えてきているはずです。
年齢30代と40代では、30代の時の方が飛ばせます。
40代と50代では、40代の方が飛ばせます。
年齢が60歳に差し掛かっても、飛ばせる人は、けっこうヘッドスピードが速くて、ゴルフやりはじめの若い人達よりも飛ばせるというベテランゴルファーも多いです。
なので、中高年のゴルファーの場合、飛距離アップが目指せるゴルフクラブ、または飛距離を維持できるようなゴルフクラブを使った方がスコアをまとめやすくなります。ドライバーショット180ヤード少しで、3打目勝負の寄せワンでスコアを作るのも良いのですが、やっぱりレギュレーション通りのゴルフをして、パーオンを狙った方がスコアはまとめやすくなります。この違いは、やっぱり飛ばせるのか、飛ばせないのか、この飛距離差に違いがあらわれます。
今の体力に合わせたゴルフドライバーを選ぶ
加齢と共に体力が落ちてきたことを感じているのであれば、比例して飛距離も落ちてきていることを感じているはずです。飛ばなくなってきたと感じた時には、今の自分の体力に合わせたゴルフドライバー、アイアンを選ぶことが大切です。いつまでも、アスリート向けのドライバーを若い頃のように振り回すことは、なかなか難しいです。
最近は、優しく打てるドライバーというのが増えてきています。
優しく打てるというのは、難しさを排除して、誰でも適切なボールが打てるという構造になっています。例えば、体力が落ちてくると、腕のスイングパワーが落ちてきますが、それでも高弾道が打てるような構造になっているのが、優しく打てるドライバーです。
優しく打てるゴルフクラブ
その他、スイートエリアが広かったり、フェース面の反発力も強くて、打点がズレても強い反発で飛ばせるようになっていたりもします。そして、クラブ総重量が軽くなっており、最近ではクラブ総重量270グラム台というドライバーもあります。タイトリストTS1ドライバーは、クラブ総重量270グラム台の設計となっており、中高年のゴルフドライバーとしては、打ちやすくなってます。
中高年のゴルフドライバー 選び方
年齢50代
まだまだ、体力があるので、クラブ総重量300グラムくらいのドライバーなら平気で打てるというのであれば、一般的なドライバーを使うことができます。
年齢60代
飛距離が落ちてきたと感じるのであれば、クラブ総重量が軽いドライバーを選ぶと良いです。また、重心角(重心アングル)が大きくて、ボールが捕まりやすいドライバーを使うことで、スライスを減らして、直進性を高めて飛距離アップができます。
年齢70代
身体の捻転もし難くなってきたし、腕のチカラだけで打つのが当たり前となってきたというのであれば、高反発ドライバーがおすすめです。クラブ総重量も軽いドライバーを選び、高反発モデルにすることで、フェース面の反発力を活かして飛ばすことができます。
現状のヘッドスピードと飛距離を把握する
ゴルフドライバーの選び方でもっとも大切なのは、情報です。それも自分の情報です。ヘッドスピードがどれくらいあって、飛距離はどれくらいなのかを把握しておくことが大切です。意外と多いのが、ヘッドスピード40m/sくらいあると思ったけど、ヘッドスピード測定をしてみたら、ヘッドスピード35m/sくらいしか無かったというのは、よくある話しです。となると、飛距離は約190~200ヤードくらいしか飛んでないということになりますし、少しでもミスをしてしまえば、180ヤードくらいしか飛ばないということになります。
ヘッドスピードの重要性
ヘッドスピードが遅くても、ヘッドスピードが速いときと同じ効果が得られるのが、ボールスピード(ボール初速)を速くするということです。ボールスピードを速くすることで、短い時間でゴルフボールが空中を移動するので、結果的に飛距離アップができるとされています。
そのために長いシャフトにしたり、フェース面の反発力を高めて、弾きの良さを追求していたりもします。
最近は、シャフトを短くした短尺ドライバーもありますが、結局のところ従来の長さのドライバーの方が飛ばせます。やっぱり、シャフトが長い方が簡単にヘッドスピーを速くすることができますし、勢いをつけることができます。
年齢は関係ない?
年齢が70代の人でも、テーラーメイドのアスリート向けのドライバーをしっかりと振ってくる人も居ます。年齢だけでは、判断できないのが現実です。年齢が若くても、パワーが無い人も居ます。ですから、自分のヘッドスピードを計測して、どれくらいのスイングパフォーマンスなのかを把握することは大切です。