昔の高反発ドライバーと最近のドライバー、どっちが飛ぶ?
昔の高反発ドライバーというのは、2008年のSLEルール前のモデルです。最近のドライバーというのは、2008年のSLEルールに適合した、高反発ではないドライバーです。さて、どちらが飛ぶのだろうかということを、考えていきながら、昔の高反発ドライバーを紹介していきます。
2008年 SLEルール前のドライバー
昔のドライバーの殆どは、高反発ドライバーが主流でした。SLEルールでも、反発係数(COR)0.83超えが認められていた時代です。2008年には、SLEルールが改定されて、反発係数(COR)が、0.83以内までと定められました。既に10年も前の話です。
2008年のSLEルールが制定される前のドライバーの殆どは、高反発ドライバーが多かったです。普通に、反発係数が0.83越えるモデルが販売されていました。それでも、ゴルフ規則としては、問題の無い時代でした。
2008年 SLEルールが改定される、反発係数に関しての取り決めが定められるということが告知されたのが、2006年でした。ですから、2006年から2007年にかけて、発表されたドライバーは、高反発ドライバーと高反発ではない、低反発ドライバーが混在していた時代でした。とても、不思議な時期でした。
とあるメーカーのドライバー ロフト角10.5度は、高反発モデルだけど、ロフト角9.5度は、2008年のSLEルールを見越して、低反発モデルとなっていたりもしました。
2008年SLEルール改訂される前に、発売されていた高反発ドライバーに関しては、現代ではルール不適合モデルとなっています。ですから、正式な競技、月例などで使用することができません。友人、知人とのカジュアルなラウンドでは使うことができます。
2008年 SLEルール
2008年 SLEルールが改定されて、反発係数(COR)0.83超えるようなドライバーは、ルール不適合モデルになると決められました。今でも、ドライバーを購入するときには、小さな注意書きで「SLE適合モデル」と記載されていることがあります。それは、2008年のSLEルールに適合しているモデルであり、反発係数が、0.83以内におさまっていますという意味です。
昔の高反発ドライバーと最近のドライバー、どっちが飛ぶ?
実際に計測をしたわけではありませんが・・・昔の高反発ドライバーと最近のドライバー、どっちが飛ぶ? その答えとしては、昔の高反発ドライバーの方が飛んでいた感じがします。少し控えめに回答したとしても、最近のドライバーは、進化しているので、平均飛距離が伸ばせるようになっているので、どちらも同じくらいという感じです。
昔の高反発ドライバー(2008年SLEルール不適合)
気になるのが、昔の高反発ドライバーと最近のドライバーは、どっちが飛ぶのかということです。私の経験としては、1発の飛びに関しては、昔の高反発ドライバーの方が飛んでいると感じています。反発係数が、0.83超えとなっていますので、古いモデルでも、そこそこボールスピードは速いですし、最近のドライバーよりもバックスピン量が多いので、高い弾道が打てます。バックスピン量が多すぎると、吹け上がってしまって飛距離が出なくなりますが、我々のようなアマチュアゴルファーは、ある程度のバックスピン量を発生させて、高弾道で打った方が、飛距離が出しやすいです。高く打ちだされたボールが、着地したときも、ボールが大きく弾んでくれるので、ランが出しやすいです。最近のドライバーと違って、ロフト角8.5度、9.5度などのドライバーがありましたので、はっきりいってしまえば、ロフトが立っているドライバーを使えば、バックスピン量を減らすことができましたし、飛ばせました。
最近のドライバーよりもシャフトが短いモデルが多かったですし、ヘッド体積も小さなドライバーが多くて、芯で打ちやすかった記憶があります。ですから、今でもデカヘッドのドライバーが嫌いだという上級者は多いです。
ただ、難点としては、フェースの芯で打つことができなければ、大きく飛距離を落とすこともありました。芯で打てたときは、驚くほど飛ばすことができましたし、広いフェース面の真ん中で如何に打つかということを、一生懸命練習した時代でもありました。
- 反発係数 0.83超え
- それなりのバックスピン量があった
- 当たりの良い1発は、飛ぶ!
- 芯を外すと飛ばない
最近のドライバー(2008年SLEルール適合モデル)
最近のドライバーは、SLEルール適合モデルとなっていますから、反発係数は、0.83以内となっています。併せて、バックスピン量を減らそうというヘッド構造となっていますから、バックスピン量が少なくなっています。バックスピン量が少ないのは良い事なのですが、ボールに揚力を与えることができずに、低い弾道になってしまうこともあり、低スピンは諸刃の剣です。
最近のドライバーの大きな特徴としては、スイートエリアが広いということです。フェースの真ん中じゃなくても、打点がズレても、そこそこ飛ばせるというヘッド構造になっています。これにより、打点がズレても飛ばせるようになったので、平均飛距離は伸びていると感じています。ただ、フェース面のどこにスイートエリアがあるのかが、判り難い感じがします。本当はフェースの真ん中にスイートスポットがあるのですが、フェース全体が弾くので、スイートスポットが、ぼやけてしまっているように感じます。
- 反発係数 0.83以内(0.83以下)
- スイートエリアが広い
- 低スピンになっている
- 芯を外しても飛ぶ
昔の高反発ドライバーの紹介
月例、競技に参加しないというのであれば、昔の高反発ドライバーを使ってみるのも良いです。私もネットで一人予約でゴルフへ行くと、お年と召した人が、昔の高反発ドライバーを使っていることがあります。ただ、私自身は、まだまだ月例に出たり、競技に出たりしているので、2008年SLEルール適合モデルを使うことが多いです。ですが、友人とのラウンドでは、高反発モデルを使うことは多々あります。冬は、ドライバーもボールも高反発を使って、遊ぶこともります。やっぱり、飛びます。
シャフトスペックが、最近の新しいモデルのドライバーよりも、ハードになっているモデルがあります。つまり、重くて硬い場合があります。ですから、シャフトの選択を間違えると、打ち難い、飛ばないドライバーになってしまうので、注意して下さい。