高反発ドライバーの選び方

高反発で飛ぶドライバーの選び方を紹介します。

 

自分のヘッドスピードを知る

高反発ドライバーを選ぶ前に、自分のヘッドスピードを知ることが大切です。自分のヘッドスピードに合った、高反発ドライバーを選ばなければ、結局のところ今まで通り、飛ばせなくてストレスだけ溜まってしまいます。フェース面の反発係数ばかり気にするのではなく、自分のヘッドスピードを知ることが大切です。

もともと、高反発ドライバーは、ヘッドスピードが遅いゴルファー向けに作られてはいますが、ある程度のヘッドスピードで打てる高反発モデルもあります。

また、装着されるシャフトの重さや硬さなどもヘッドスピードに依存してきます。ですから、自分のヘッドスピードを知る・把握することは大切です。ゴルフショップで計測するか、ヘッドスピード計測器が備え付けられてる練習場で計測するか、ポータブルなヘッドスピード計測器を使うかなどして自分のヘッドスピードを計測すると良いです。

 

(1) クラブ総重量

高反発ドライバーを選ぶうえで最も重要なのが、クラブ総重量です。ドライバーの総重量が重いのか軽いのかということを気にすることが大切です。高反発ドライバーなので、フェース面の反発係数だけで選んでしまいそうですが、クラブ総重量を先にチェックした方が良いです。

もともと、高反発ドライバーを使おうと思ってる人は、非力なゴルファー、ヘッドスピードが遅いゴルファーが使うことが多いです。

なので、クラブ総重量が重すぎると速く振れません。速く振れないどころから、むしろヘッドスピードが遅くなってしまって、今よりも飛ばせなくなってしまうことがあります。

以上の理由から、まずはクラブ総重量をチェックされると良いです。

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おすすめできるクラブ総重量

ヘッドスピードが遅い(35m/s~38m/sくらい)ゴルファーの場合、クラブ総重量 270グラム台~280グラム台の高反発ドライバーを選ぶと良いです。一般的に軽量ドライバーと呼ばれてるモデルと同じくらいの重さ(軽さ)が良いです。

もともと体力があって、ヘッドスピードが速いゴルファー向けの高反発ドライバーの場合、もう少し重い設定となってることもあります。280グラム台~300グラム台の高反発ドライバーがあります。

 

(2) シャフトスペック・シャフト重さ

軽視されがちなのが、装着されてるシャフトのスペックです。どんなに反発係数が高くて、ボールが飛ばせるドライバーヘッドだったとしても、シャフトが合ってなければ全く振れませんし、飛ばせません。

高反発ドライバーに装着されてるシャフトは、46インチくらいが多いです。そして、トルクが大きくて、よく撓るシャフトが多いです。ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、トルクが大きくて、先調子 or 先中調子のシャフトがお勧めです。

あまりにもシャフトが重い場合、クラブ総重量も重くなります。重くなれば、速く振れませんので、ヘッドスピードが遅くなってしまい、飛ばせなくなります。

なので、シャフトの重さに関しては、クラブ総重量との関係が深いので、よく確認しながら決めると良いです。上で解説したように、クラブ総重量が270グラム台~280グラム台となるように設計されてる場合、シャフトの重さは40グラム台~50グラム台となります。重すぎず、硬すぎず、自分が振りやすいシャフトが装着されてることを確認されると良いです。

柔らかいシャフトが良いワケじゃない

ヘッドスピードが遅い場合、どうしてもシャフトのトルクが大きくなり、柔らかいシャフトを選びがちです。が、あまりにもシャフトが柔らかいと、ヘッドが動きすぎてしまって打点がズレやすくなるというデメリットがありますので、注意してください。

 

(3) 反発係数で選ぶ

クラブ総重量を調べたら、次は反発係数です。反発係数に関しては、高い方が良いですが、高すぎるのも問題があります。ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、反発係数が高すぎるくらいでも大丈夫です。が、ある程度のヘッドスピードがあるゴルファーが、高反発ドライバーを使うとフェース割れの恐れがあります。

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また、異常にボールスピードが速くなってしまって、バックスピン量過多となり吹け上がってしまって、飛距離ロスしてしまうことがあります。

反発係数は、どれくらいが良いのかというのは、一概に言えませんが、殆どの高反発ドライバーを設計製造してるメーカー側は、ヘッドスピード40m/s以下のゴルファーをターゲットとしてることが多いです。

 

(4) ドローバイヤスの入ったヘッド

反発係数が高くて、クラブ総重量が軽くて、振りやすい高反発ドライバーだけど、ボールが捕まらなくてスライスが多いようでは、全く飛ばせません。高反発ドライバーも、ボールが捕まった方が飛ばせますし、フェース面の反発を活かせます。なので、ドローバイヤスが入った、ボールが捕まりやすい高反発ドライバーを選ぶと良いです。

一般的には、フックフェースになっていたり、ヘッドのネック軸側(ヒール側)にインナーウェイトを取り付けて、ヘッドローテーションしやすいヘッド構造となってる高反発ドライバーがお勧めです。

 

(5) ロフト角

ロフト角の選び方も慎重にしなければいけません。飛ばしたいからといって、ロフト角9度、8.5度などのモデルを選択すると、ボールが上がり難くてドロップしてしまうことがあります。

適度な高さでボールを飛ばすには、ロフト角10度、10.5度くらいがお勧めです。

高反発ドライバーは、ヘッドスピードが遅いゴルファーが使うということを前提としており、ロフト角11度、12度などの高反発ドライバーもあります。ロフト角が大きければ、高弾道が打ちやすいのですが、高弾道過ぎて飛距離を損してしまうことがあります。

もっとも適度な高さで飛ばせるのは、ロフト角10度、10.5度のドライバーヘッドです。

 

高反発ドライバーの選び方 総括

高反発ドライバーを選ぶには、様々なスペックのチェック、自分に合ってるのかどうかを調べることが必要となります。フェース面の反発係数だけを気にするのではなく、シャフトスペック、ヘッドはドローバイヤスが入ってるのか、ボールが捕まりやすいのか等をチェックされて、購入を決断されると良いです。

ヘッドスピードに関して
自分のヘッドスピードを知ること 35~38m/sくらいが適切。ヘッドスピードが速すぎると、高反発ドライバーのフェースが割れてしまう恐れあり。

クラブ総重量に関して
クラブ総重量は軽め 270~280グラム台の高反発ドライバーを見つけることが大切です。

ボールが捕まること
ドローバイヤスが入った高反発ドライバー。ボールが捕まらなければ、フェースの反発力が活かせません。

 

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